おにいさんの戯言

偏差値40からのブログ生活

吉田麻也の「サウジおめでとう」はどこがいけないのか

軽く炎上したとか。

 

客観的に見て、不適切な発言であることは間違いないですけどね。

吉田選手を称える意見の中には「オーストラリアの監督も言ってたでしょ」といったものもありますが、これは頓珍漢です。だって、立場が違いますからね。

 

これがドーハの悲劇の際や、ジョホールバルで負けた際に「イラクおめでとう」「イランおめでとう」と言うのなら、スポーツマンシップ素晴らしいなと感じますよ。でも、今回のサウジ戦は全くの別物です。何しろ、日本はワールドカップ予選としては負けていないのですから。

 

もちろん、その試合には負けましたよ。

でも日本に限らず、サウジもオーストラリアもその試合の勝ち負けではなくワールドカップ出場を賭けて戦ってきたわけです。日本はサウジ戦前に出場を決めており、この試合は消化試合でした。一方でオーストラリアは日本に勝って欲しかった。

日本が負けたことで、サウジはワールドカップ出場を手にし、オーストラリアは失いました。その背景を考えれば、日本人がこの試合後にサウジを祝う行為はオーストラリアへの配慮を欠いており、スポーツマンシップに欠ける行為と言えます。

 

しかも最終節は同時キックオフではありませんでしたからね。日本とサウジ、オーストラリアの関係からして八百長などは考えられないですけど、場合によっては最近流行りの忖度といいますか、サウジに出場させてあげよう!という行為を疑われてもおかしくはないわけです。

 

立場を変えて考えてみればいい。今回の日本の立場に韓国、サウジが北朝鮮、オーストラリアが日本だったとして、最後韓国が北朝鮮に負けたことにより北朝鮮がワールドカップ出場権を得て、日本は敗退したとします。その直後に、韓国代表選手が「北朝鮮おめでとう!」と発言したら、日本人は絶対に怒るでしょう。八百長だなんだと騒ぎ立てるのは目に見えています。

 

要するに、吉田選手の発言とはそういう類のものであるということです。自分たちのことだけ話すべきでした。

 

ただ、そうした理由で吉田選手を批判しているものは、ほぼないですね。上から目線がどうだの、負けたことを反省しろだの、そんな感じのものばかりです。

いや、批判するのであればそういう問題ではないでしょ、批判者には言いたい。

 

リスペクト云々といった擁護論は、上記の通りで論外ですけど。

 

で、結論。

今回の発言に怒るとしたらオーストラリア人であって、そうした声が高まっているわけでもないのに日本人が吉田選手を叩く理由はないでしょう。

お疲れ様でした。