おにいさんの戯言

偏差値40からのブログ生活

プロ野球、安打数より打率を...

もっと評価してあげて欲しいなと常々思っています。

 

もちろん安打数が多いって凄いけど、野球というスポーツの性質上、打順が前ならその分打席が回ってくるわけで。公平に評価するならやっぱり打率の方でしょ〜。と私は思うのです。古い考えなのかもしれないけれど。

 

昭和の終わりに生まれた私は、物心ついた時には既に最多安打が個人記録として表彰されておりました。ただ、それでも子どもの頃、より評価されていたのは首位打者だったと思うんですけどね。

イチローさんも、NPB最多安打記録の際にフィーバーしましたけど、それ以上に毎年首位打者を獲得していることが凄さの象徴だったはずでね。最多安打記録より、夢の4割を期待されていたりで。

 

変わったのは、彼がメジャーに行ってからでしょうね。

 

連続首位打者記録が途絶えた時に、メディアがとびついたのが200安打という記録でした。以来、首位打者を獲得することより、ましてや試合の勝敗より、安打数ばかりが取り上げられるようになりました。酷い時はチャンスでの凡退は無視し、内野安打一本で「イチロー選手の活躍虚しくチームは敗れました」な報道がされていて、なんだかなぁと感じたものです。

 

安打を放つ。それは凄いことなので、批判したいわけではありません。ですが、今はあまりにも打率を軽視し過ぎな気がするんですよ。

 

例えば今年の新人王候補である、中日の京田選手。

近年野手の新人王がほとんどいないことを考えても、新人でしかもショートで試合に出続けているのは凄いです。安打数も球団新人記録に並びましたし、歴代でもトップクラスです。対抗馬に横浜の濱口選手がいるけれども、内容を見ても新人王は当確でしょう。

 

しかし、あと何本で長嶋茂雄さんを超える!歴代何位!みたいな扱い方を見ると、それはどうかと思います。

 

もちろん数字の上ではその通りなのですが、長嶋さんは130試合での記録ですし、さらにそれは先頭打者としての記録ではなく、中軸を打ってのものです。

しかも京田選手の打率が現時点で.270程なのに対し、長嶋さんは3割を超えています。

そして何より、この年の長嶋さんは本塁打と打点の二冠王であり、打率はリーグ2位。153安打はリーグトップです。

 

対して京田選手の打率順位はリーグ18位です。安打数だけ取り上げて長嶋超え!と評価する風潮はいかがなものかと感じます。

 

先日、私の大好きな阪神鳥谷選手が2000本安打を達成しました。この2000本という記録も、正直ピンと来ません。そこに到達するまで現役で活躍してきたことが凄いなと思う感じで、打者として評価する数値としては、私の場合はやはり通算打率ですね。

 

通算打率の歴代上位者を見ると、2000本には達していないけれども巧打者として記憶に残っている選手が大勢います。

 

巨人で活躍した篠塚さん。首位打者を二回獲得し、18年プレーした篠塚さんも、2000本安打は達成できませんでした。しかし、通算打率は.304。5000打数以上の打者の中では歴代8位の素晴らしい実績でした。でもおそらくあまり知られていない。

 

また横浜マシンガン打線を支えた鈴木尚典さんも、1500安打未達ながら4000打数以上の通算打率で歴代15位というヒットメーカーでした。

現役で鈴木尚さん以上の率を誇る選手はソフトバンクの内川選手だけです。

 

さらにオリックス、巨人で活躍した谷佳知さんは、2000本安打も主要3部門の個人タイトルもありませんでしたが、6000打数以上の打者の中では史上15位という素晴らしい打撃成績を残しています。

ちなみに6000打数以上の打者は史上85人いて、その中での15位という成績です。

 

キャリアを通じて安定した成績を残しながらも、2000本という数字に達しなかったからといって何だか過小評価されてしまうのは残念です。

 

安打数ばかりでなく、こうした記録もたまに思い出していただき、話題になるといいなぁと思います。